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ボヘミアン・ラプソディ4K-UHD/Blu-rayレビュー本物4K画質

2020年1月5日

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ボヘミアン・ラプソディ4K-UHDパッケージ表面

 

ボヘミアン・ラプソディ」の4K Ultra HD Blu-ray / Blu-ray盤のレビューです。

 

2019年に大ヒットした、70~80年代を中心に活躍したイギリスのバンド「クイーン」の伝記映画で、ライブシーンが出色の出来の良さ。

リアルタイムで「クイーン」を聴いてた世代の私も、涙が止まりませんでした。

素晴らしい映画です。

 

ということで、その素晴らしい映画の4K-Ultra HD Blu-rayの画質がとても気になるので、画質・音質を検証してみましたよ。

どのくらいの画質・音質になっているのでしょうか?

 

※こちらは輸入盤ではなく、国内版4K-Ultra HD Blu-ray盤とBlu-ray盤のセットでの評価です。

以下4K-Ultra HD Blu-rayを4K-UHD、Blu-rayをBDと略します。

 

管理人のレビュー方針・評価能力について

ちなみに私、大人気漫画「 キングダム 」でいうと「 麃公 ( ひょうこう ) 将軍」タイプの本能型なので、上手く作品の評論が出来ません。

「良いか悪いか」、「面白いか面白くないか」は直感的に感じられるけど、どこがどうだから面白いか、という細かいところは気にしないし表現出来ません。

ですから、作品に対する深い考察みたいなものはAmazonレビューとかでも上手に語っている方が沢山いらっしゃるのでそちらにお任せします。

基本観て内容が気に入ったものしか買いませんので、パッケージソフトでレビューしてるものはお気に入りの作品ということでご理解ください。

そういうことで画質・音質中心のレビューをしますね。

画質・音質レビューも「綺麗か汚いか」、「音が良いか悪いか」のみで、「コントラスト」がどうの「白浮き」がどうの「ダイナミックレンジ」がどうのみたいなことは判りません。

その代わり、私は「スーパーリアルイラスト」という写真のような絵が描ける能力があり、そのため画像判別能力は普通ではないことを記しておきますので判断材料にしてください。

耳も普通よりは良いと思いますが、なんせもう50才になるので若い頃聞こえてた音が聞き取れなくなっています。

音質面の詳細なレビューは少なめです。

 

作品評価 10点
画質評価 BD / 10点

4K-UHD / 9点

音質評価 BD / 7点

4K-UHD / 8点

※画質評価は「2Kテレビでの評価」で、4K-UHD盤は「4Kテレビのデモ映像」と「2Kテレビで見たyoutubeの8K映像」を10点満点としますのでかなり厳しい点をつけています。

音質評価は音量や音響効果も加味しての点数です。

 

BD / 4K-UHDともにレジューム再生対応。

設定も前回のままで続きが観れます。

 

字幕は読みやすい明るさとなっていますね。

 

ボヘミアン・ラプソディBD盤の画質面

 

どこをとっても破綻するところの無い超安定画像。

BDとして最高レベル。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

観たことがある方はこちらをクリック

オープニングに映る主役「フレディ」の手の甲、瞳、鮮明そのもの。

起き上がったベッドの上で、窓からの逆光に舞う小さなホコリまで捉えられています。

 

フレディがヒゲを手入れする洗面台の下水口の金具や、ライブ会場へ向かう車のホイール、エンブレム、フレディのサングラスのツヤツヤ感、機材やギターの質感、どれも凄い。

初のアメリカツアーでのライブシーンは極めて鮮明です。

 

画面上下の帯の黒と画面内の黒に差があり、黒の締まりが少し悪いように感じますが、ノイズの出やすい薄暗いところも全くノイズが無く、かなり上質です。

明るい陽光の元でのシーンや、スポットライトの強い光に照らされた場面では驚異的な美しさ。

 

アメリカツアーから帰国した際の、ジャンボジェットの着陸シーンでのジェットの気流による「かげろう感」のリアリティが凄いです。

 

ニューアルバム「オペラ座の夜」レコーディングのため訪れた、イギリスのウェールズ「ロックフィールド農場」の景色が美しく、湿った泥の質感がハンパないですね。

農場の灰色の曇り空、そこに佇むフレディのセーターの鮮やかなピンクの対比、草の一本々にいたるまでとても美しい。

 

「ボヘミアン・ラプソディ」の曲が完成し、レコード会社「EMI」の事務所で重役レイ・フォスターとメンバーが掛け合う場面、それぞれの顔のアップが恐ろしく鮮明。

タバコの煙の立ち登りなど、室内の空気感まで感じてしまいそうなくらい。

 

イギリス「エジンバラ」でのライブはとても鮮明で、ピアノに映るフレディの姿が凄い。

 

ブラジル「リオデジャネイロ」での夜のライブ、ライトを振りながら観客席皆が歌うシーンがとても美しいですね。

 

あとは不満な点も見つけられず良質な場面が続くので、検証を忘れて見入ってしまいました。

 

BDとしては、黒の締まり不足ぎみ意外、ほとんど不満の無い優良盤ですね。

4K盤が必要ないくらいの充分な超高画質。

 

ちなみに、ベースの「ジョン・ディーコン」役は、映画「ジュラシック・パーク」で接近する「T・レックス」の起こすコップの水紋を見つめるあの子役、「ジョセフ・マゼッロ」!

面影があるので直ぐに気が付きました。

 

ボヘミアン・ラプソディBD盤の音質面

 

音声はDTS HD マスターオーディオ7.1ch仕様。

 

楽器の音色がめちゃくちゃリアルですね。

セリフも鮮明そのもので良く聴こえます。

 

ただ、ライブ意外に派手なシーンは無いので、音場は「包み込むタイプ」で激しい移動感や重低音などは感じられません。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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20世紀FOXのロゴ場面にアレンジされたギターのメロディーが楽しいです。

 

オープニングはフレディの歌が流れ、音場は前方の左右に広く広がりますが、ライブハウスに場面が移ると、ドラムの響きなどが身体の後方まで広がり、身体を包み込みます。

 

アメリカツアーのライブの音質、セリフのキレ、素晴らしい。

 

イギリスEMIの事務所で、ボヘミアン・ラプソディ含む「オペラ座の夜」の制作を承諾させるためにフレディがかけるレコードのオペラの歌声も最高。

 

ボヘミアン・ラプソディ録音のため「ガリレオ・フィガロ~」を何度も歌わされるシーンでは、身体の周りを「ガリレオ・フィガロ」が包みます。笑。

 

ラジオ番組でボヘミアン・ラプソディが流され、酷評された後のエジンバラでのライブは大迫力で、まるで自分がライブ会場にいてその目の前でクイーンが演奏してるかのよう。

もう途中から検証を忘れて見いってしまいました。

 

イギリス・ロンドンの「ウェンブリー・スタジアム」でのライブ・エイドのパフォーマンスシーンは圧巻の一言。

まるでその場にいてライブを体験しているかのような、極上の時間です。

 

フレディが亡くなった当時、素晴らしい才能が失われた事に涙したのですが、その彼がいま目の前にいるように見えます。

本人と比べて線が細く、フレディに見えなかった「ラミ・マレック」が本当にフレディに見える !

フレディのファンとしては感慨ひとしおです。

 

音質は非常に優秀ですね。

全く不満を感じませんでしたよ。

 

ボヘミアン・ラプソディ4K-UHD盤の画質面

 

画面が映し出された瞬間に精細感が全く違うことが分かります。

 

セットのBD盤でもこれ以上の画質は必要ないんじゃ?と思ったのですが、驚愕の高画質です。

間違いなく本物の4K画質。

 

セットのBD盤でこれ以上の画質は必要ないと感じた作品は、4K-UHD盤が本物4K画質であることが多いようです。

 

BD盤で感じた黒の締まりの不足感は無くなっています。

しかし4K盤にありがちな暗さがあり、少しだけですがBD盤より画面が暗く感じますね。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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ベッドで寝ているフレディの手の甲、顔の質感が凄い。

 

コンサート会場の放送用カメラや機材、セット、会場へ向かうフレディの車のホイール、エンブレム、ギターなど、ハンパないです。

フレディがかけるサングラスの質感の凄いこと。

 

スタジアムに入っているものすごい数の観客たち一人一人が、鮮明に解像されています。

ほとんどがCG合成らしいですけどね。

 

時代的、またロックバンドの物語ということもあり、長髪が多いのですが、髪の毛の細部まで描写されていますよ。

 

アメリカツアーのライブシーンの強烈な美しさ。

何気なく写った「物」の質感が感動的なくらい凄いです。

 

アメリカツアー後、帰国のジャンボ・ジェットの着陸シーンは、映画の中では今まで見たことの無いリアルさ。

 

EMI事務所でのやり取りのシーンでも、唸るくらいに鮮明に解像されています。

 

農場の景色が凄すぎる。

 

セットのBD盤で少し感じた空気感も伴う空間の感じが、4K-UHD盤では完全に感じられます。

 

ライブ・エイド会場に駐車された、メンバーが乗る「トレーラー」のギラギラ質感が強烈ですね。

 

最後のウェンブリースタジアムでの演奏シーン、フレディのパフォーマンスに合わせて盛り上がる観客の一人一人の描写が凄すぎる。

 

もうこれ以上は、伝えても褒めちぎるだけになるので無意味です。

実際に皆さんの眼で、確認してください。

 

これは完全に買って正解の1枚ですね。

今までの私の持つ4K盤でナンバー1だった「イコライザーを超えて王座につきました

※もう一度見比べてみると、やっぱり「イコライザー」のほうが滑らかさ、解像感、色彩の自然さ全てにおいて高画質でした。

 

この体験は、4Kテレビにある「変な動きボケ」の症状が全く無い「フルハイビジョンテレビ」だからこそ出来る極上の体験です。

2K解像度なのに、超鮮明かつ超安定なこの強烈な映像の力。

 

このものすごい映像の安定感は4Kテレビでは出せない。

ぜひ2Kテレビの人は体験して欲しいです。

4Kテレビで観る人には申し訳ないですね。

 

余談ですが、劇中に出てくるフレディの飼うニャンコたちがめっちゃ可愛い。

ネコ好きも楽しめる映画です。

 

ボヘミアン・ラプソディ4K-UHD盤の音質面

 

音声はドルビーアトモス仕様。

※アトモス非対応のAVアンプではドルビーTrue HD 7.1chに自動変換されます。

 

明らかにBD盤よりも音質がリアルになっています。

ただ、迫力はBD盤のDTSのほうがあるような気が・・・。

でも、「グレイテスト・ショーマン」で感じたような不満はありません。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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オープニングの20世紀FOXロゴのギターの音が滑らかになり、身体の周りを移動します。

フレディの歌声が、リアルさが増してます。

 

ライブハウスでの演奏音も同じく。

シンバルの響きが凄くリアルですね。

 

楽器の奏でる音もセリフのリアリティもとても素晴らしい。

 

聞きなれた名曲の数々が出来上がっていく様は心に来ます。

この音質でフレディの歌声や演奏シーンが再現されているのが信じられない。

 

ただ、後方からの効果音や音場の広がりなどはBD盤と同じく前方と左右くらいまでで、後方の音場が寂しいのはBD盤と同じです。

包み込まれる感じはあるんですけどね。

 

特に、フレディを心配して訪れたメアリーを追いかけて雨の中タクシーまで行く場面、この映画だけに限らないのですが、前方から左右くらいまでしか雨音が配置されていません。

もっと360度全方向から雨音が聞こえたら、もっと没入感が出せるのにと思い、凄く良いシーンなのに残念でした。

 

BD盤とで通しで二度観ましたが、二度目にもかかわらず、最後のウェンブリー・スタジアムでのクライマックス・シーンは、検証も忘れボロ泣き。

エンディング・ロールで流れる、フレディの心を映し出したかのような曲「ショウ・マスト・ゴー・オン」に胸を締めつけられる思いで視聴を終えました。

 

いやぁ、素晴らしかったです。

BD盤で感じたまるでライブが目の前で演奏されているような感じが、4K-UHD盤ではさらに大きくなっていました。

これが劇場で観れていたら、と思うと残念ですね。

 

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作品基本情報

 

監督 ブライアン・シンガー / 引き継ぎ→デクスター・フレッチャー
脚本 アンソニー・マクカーテン
原案 アンソニー・マクカーテン / ピーター・モーガン
制作 グレアム・キング / ジム・ビーチ / ピーター・オーベルト / ブライアン・メイ / ロジャー・テイラー
製作総指揮 アーノン・ミルチャン / デニス・オサリヴァン / ジェーン・ローゼンタール / デクスター・フレッチャー
音楽 ジョン・オットマン
劇場公開年 2018年公開
キャスト フレディ・マーキュリー : ラミ・マレック

ブライアン・メイ : グウィリム・リー

ロジャー・テイラー  : ベン・ハーディ

ジョン・ディーコン : ジョゼフ・マゼッロ

メアリー・オースティン : ルーシー・ボイントン

ジャー・バルサラ : メネカ・ダス

ボミ・バルサラ : エース・バティ

カシミラ・バルサラ : プリヤ・ブラックバーン

ジム・ハットン : アーロン・マカスカー

ジム・ビーチ : トム・ホランダー

レイ・フォスター : マイク・マイヤーズ

ジョン・リード : エイダン・ギレン

ポール・プレンター : アレン・リーチ

ボブ・ゲルドフ :  ダーモット・マーフィ

トラック運転手 :  アダム・ランバート

ライブの観客 : ルーク・ディーコン

 

製品基本情報

 

発売年 2019年発売
本編時間  4K-UHD / BD共に135分
映像特典 4K-UHD / “ライヴ・エイド" パフォーマンス映像

BD / “ライヴ・エイド" パフォーマンス映像

ラミ・マレック:フレディになるまで

よみがえるレガシー

“ライヴ・エイド"をもう一度

オリジナル劇場予告編集3パターン

ディスク情報 4K-UHD / ディスク1枚/2層収録66GB・H265 / HEVC方式

BD / ディスク1枚/2層収録50GB・H264/AVC方式

映像収録情報 4K-UHD / 16✕9 ( 2.35:1 )3840✕2160p

BD / 16✕9 ( 2.35:1 )1920✕1080p

音声収録情報 4K-UHD / ドルビー・アトモス英語

・DTS HD マスター・オーディオ2.0chサラウンド英語

・DTS デジタル・サラウンド5.1ch日本語

BD / DTS HD マスター・オーディオ7.1ch英語

・ドルビーデジタル2.0ch英語

・DTS デジタル・サラウンド5.1ch日本語

字幕情報 4K-UHD / BD共に

・日本語字幕

・英語字幕

定価 / 実売価格帯 6990円+税 / 4000円前後※記事作成時点の価格ですので変動あり・購入前には必ずご自身でご確認ください
発売元 株式会社 20世紀・フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

※私の視聴環境

 

金欠なのでビンテージものばかりですが・・・画も音もお気に入りです。

TVモニター

※AVアンプがあるためモニター用途として使用

東芝 CELL REGZA 46XE2
4Kブルーレイレコーダー パナソニック DMR-4W200
AVアンプ パイオニア SC-LX86
9chスピーカー ( イマーシブオーディオ非対応 ) メイン・サラウンド・サラウンドバック=デノン SC-700✕3組

センター=デノン SC-E757✕1本

フロントトップ=KEF Q300 ( リニューアル版 )✕1組

ウーファー ヤマハ YST-SW800✕1基

 

私が未だに4Kテレビを導入しないというか導入できなくなっている理由はこちら↓ 

なぜ4K-UHDなのに2Kテレビでレビューしているのかが分かります。

4Kテレビの画質ってどう思います?その必要性に大きな疑問符が

 

まとめ

 

家庭視聴であっても、まさしく体感する映画でしたね。

素晴らしかったです。

 

私はこの作品を一度レンタルしBlu-rayで観て、感動して泣いたのですが、フレディ役のラミ・マレックが身体も細く顔もタイプが違いどうしてもフレディに見えなかった上、鑑賞後に時系列を事実と変えて制作してるということを知り、パッケージソフトを買う気になれずWOWOWの録画保存だけにしていました。

 

しかし、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」劇場鑑賞後に寄ったリサイクル店で3000円以下でこのディスクを見つけ、思わず買ってしまいましたよ。

 

改めて鑑賞して、買わないでいた自分が間違っていたことに気づきました。

1度目の鑑賞で涙が出たのは間違いじゃなかった。

 

ラミがフレディに似てなくても、時系列をいじってしまっていても、実際よりも美しい内容になっていても、やっぱりこの映画は傑作です。

フレディが亡くなった時のことを思い出し、また、劇中で涙を流す観客につられ、クイーンのパフォーマンスで盛り上がる観客に感激して、何度も泣けました。

 

こんな傑作で4K-UHDソフトとしてトップレベルの品質ですから、この昨品で感動した人なら、買わないと後悔しますよ。

 

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