懐かしの超名作で数え切れないほど観まくってきた「ルパン三世 カリオストロの城」の4K Ultra HD Blu-rayをついに手に入れました。
※以下4K UHDと略します。
はたしてBlu-ray版と比べてどのくらいの向上がみられるのでしょうか?
画質・音質それぞれの面からレビューしたいと思います。
ちなみに私、大人気漫画「 キングダム 」でいうと「 麃公 ( ひょうこう ) 将軍」タイプの本能型なので、上手く作品の評論が出来ません。 「良いか悪いか」、「面白いか面白くないか」は直感的に感じられるけど、どこがどうだから面白いか、という細かいところは気にしないし表現出来ません。 ですから、作品に対する深い考察みたいなものはAmazonレビューとかでも上手に語っている方が沢山いらっしゃるのでそちらにお任せします。 基本観て内容が気に入ったものしか買いませんので、パッケージソフトでレビューしてるものはお気に入りの作品ということでご理解ください。 そういうことで画質・音質中心のレビューをしますね。 画質・音質レビューも「綺麗か汚いか」、「音が良いか悪いか」のみで、「コントラスト」がどうの「白浮き」がどうの「ダイナミックレンジ」がどうのみたいなことは判りません。 その代わり、私は「スーパーリアルイラスト」という写真のような絵が描ける能力があり、そのため画像判別能力は普通ではないことを記しておきますので判断材料にしてください。 耳も普通よりは良いと思います。 このルパン三世 カリオストロの城ですが、もともとVAPさんのBlu-rayを持っていました。 しかし、ノイズが酷かったので後で発売された緑パッケージのジブリ版を買い足し。 ノイズの無くなった高品位映像に充分満足してたんですけどね。 ただ、4K UHDで出るとなるとやっぱりとぉ~っても気になる !!! 大好きなカリオストロが4Kで ! どうせなら最高の品質で手元に持っておきたいですよね。 いずれ買うのは間違いないから、消費税増税前にえいっ!とポチってしまいました。 結果はというと、もう思いっきり幸せです !!! 買わないでいたことを後悔するくらいに、ジブリ版Blu-rayからまた別物になった超高画質の「ルパン三世 カリオストロの城」でした。 もちろん作品内容でも、私の中では「好きな作品が多くて1位が決められない」状態のアニメ映画の中でもトップを争う作品です。 もう「名場面・名セリフ」だらけですよ。 ※画質評価は「2Kテレビでの評価」で、4K-UHD盤は「4Kテレビのデモ映像」と「2Kテレビで見たyoutubeの8K映像」を10点満点としますのでかなり厳しい点をつけています。 しかし、アニメ作品は実物が存在しないため、4Kネイティブとしてのリアルさの評価というより満足度で点を付けています。 音質評価は音量や音響効果も加味しての点数です。 間違いなく最高のソフトですし、これ以上のクオリティはおそらく望めないでしょう。 ただ、ルパン三世VS複製人間のソフトと比べると、ルパン三世VS複製人間は背景と荒い絵柄のキャラの馴染んだ感じが少なく「セル画がそのまま動いているかのよう」な凄みがあったのですが、絵柄のせいかそれとも「背景とキャラを馴染ませるため」にかは分かりませんが、画面全体の馴染みがしっかりしていて、それほど「セル画がそのまま動いてるような感じ」は受けませんでした。 ルパン三世VS複製人間の4K UHDレビューはこちら↓ ルパン三世 ルパンVS複製人間 4K Ultra HDレビュー恐ろしく高画質に! しかし超高画質になっているのは間違いないです。 VAP版Blu-rayは鮮鋭感があるけどノイズが酷い、ジブリ版Blu-rayはノイズが無くなってるけど鮮鋭感では少しだけ落ちる、という特徴があるのですが、4K UHD版はVAP版Blu-rayの鮮鋭感を保ったままジブリ版のようにノイズを綺麗サッパリ取り去ってしまって、なおかつそれから薄いベールを2枚ほど剥がしたくらいの印象です。 色も塗り直したのかというくらいに鮮やかになっています。 特に焼け落ちた大公のお屋敷あたりでの庭の緑の鮮やかさといったら眩しいくらいで、ちょっとどギツく感じてしまいます。 ※私は4Kテレビを持っていないのでパナの4Kレコーダーで再生して2Kフルハイビジョンテレビに映し出しているのですが、それでも全体的に眩しいくらいに鮮やかです。 私他にも十数枚4K UHDソフトは持っているのですが、画質面のトップ3には入ります。 1位はルパンVS複製人間なんですが、アニメと4K UHDの相性がいいのかそれともVAPさんの執念なのか、ルパン三世の4Kディスクは最高レベルです。 正直実写の4K UHDソフトはどれを取ってもそれほどでもなくて、購入した枚数は少ないんですけど「これぞまさしく4Kの超高画質だ!」っていうものには出会っていないんですよね。 ご覧になってる方は分かると思いますが、絵のクオリティ自体は40年も前のものですが宮崎駿作品らしい非常に素晴らしい出来です。 その素晴らしい絵がおもいっきりブラッシュアップされてこれでもか!と迫ってきます。 ジブリblu-ray版は オリジナルのリニアPCM2.0chモノラル音声、 というオリジナル重視なのは分かるけどちょっと残念な仕様でした。 4K UHD版は オリジナルのリニアPCM2.0chモノラル音声、 リミックスのロスレス7.1chは嬉しいですが、オリジナル音声はリニアPCMだけでなくロスレス音声収録が欲しかったですね。 blu-rayはVAP版、ジブリ版共に音声は良かったのですが、VAP版の5.1リミックス音声が少し響きが強く違和感が感じられました。 ジブリ版は5.1リミックス音声が1番良くて自然で違和感ない出来あがり。 しかし4K UHD版はオリジナルMONO音声から鮮度が違うように感じ、2019年リミックスDTS-HD Master Audio7.1ch音声は新しく作り直したようで、ジブリ版の5.1ch音声よりさらに良くなった印象です。 4K UHD版の7.1ch音声は響き具合・音の移動感・音像定位など全てが自然で非常に良くなっています。 特に音の移動感・音像定位は良いですね。 ちゃんと背後からセリフが効果的に聞こえてきます。 音質自体も鮮明です。 残念ながら一点だけ、ステレオリミックスの音声は不自然すぎて違和感がありますね。 しかし、5.1ch音声が非常に良い出来なのでそちらで鑑賞すればかなり満足がいくと思います。 次元大介 : 小林清志 石川五右エ門 : 井上真樹夫 峰不二子 : 増山江威子 銭形警部 : 納谷悟朗 クラリス : 島本須美 カリオストロ伯爵 : 石田太郎 ( カムイの剣・天海役 / AKIRA・大佐役 ) ジョドー : 永井一郎 ( サザエさん・(旧)波平役 / ファーストガンダムナレーション ) おじいさん ( 庭師 ) : 宮内幸平 ( アルプスの少女ハイジ・おじいさん役 / ドラゴンボール・亀仙人役 ) 原作のモンキー・パンチさんやオリジナル・キャストの方々がいなくなっていくのは、仕方ないことですけど非常に寂しくて辛いですね。 モンキー・パンチさんは一般人憧れの凄いホームシアターをお持ちで有名でしたから、AV ( オーディオ・ビジュアル )マニアにとってはなおさらです。 特報1 / 2 劇場予告篇 ノンクレジットオープニング映像 3840✕2160p 2019年リミックス版 日本語 リニアPCM2.0ch ステレオ、 2019年リミックス版 日本語 DTS-HD Master Audio7.1chサラウンド アウターケース・帯付き 金欠なのでビンテージものばかりですが・・・画も音もお気に入りです。 ※AVアンプがあるためモニター用途として使用 引用・https://imidas.jp センター=デノン SC-E757✕1本 フロントトップ=KEF Q300 ( リニューアル版 )✕1組 ※私が未だに4Kテレビを導入しないというか導入できなくなっている理由はこちら↓ なぜ4K-UHDなのに2Kテレビでレビューしているのかが分かります。 4Kテレビの画質ってどう思います?その必要性に大きな疑問符が 4K UHDは画質、音質ともに最高レベルの出来になっています。 ただ、これが4Kネイティブの画質なのかと問われるとちょっと分かりません。 アニメの場合、実写と違って実物がありませんからどこまで本物に近く表現出来ているのか判断出来ないためです。 ただ、半端ではない美しさであることは間違いありません。 画質への感激とともに、子供の頃からずっと何度も何度も観返したルパン三世 カリオストロの城がこんなに綺麗な映像で観られるようになるなんてと、とてもとても幸せな気持ちになりました。 4K UHDソフトを買って幸せを感じたのは、この記事を書いた時点ではルパン三世2作品とターミネーター2の4K UHDパッケージだけです。 ( ※ターミネーター2は厳密に言うと4K盤ではなく最初に観た同梱のBlu-rayの画質に感動しまして( これが凄かった! )、チェックだけのつもりが感心しきりで一気に通しで全て観てしまいました。 UHDは同梱Blu-rayとそんなに変わらなかったので・・・。) こんな素晴らしいクオリティの「ルパン三世 カリオストロの城」を出してくれたVAPさんにはもうホント感謝しか無いです。 ルパンVSマモー共々、ファンなら迷わず買いです !!!
ルパン三世 カリオストロの城 4K UHDディスクの詳細レビュー
作品評価
10点
画質評価
9点
音質評価
8点
ルパン三世 カリオストロの城 の画質面
ルパン三世 カリオストロの城 の音質面
DTS-HD Master Audio1.0chモノラル音声、
ドルビーデジタル5.1ch音声
2019年リミックスリニアPCM2.0chステレオ音声、
2019年リミックスDTS-HD Master Audio7.1ch音声です。作品基本情報
原作
モンキー・パンチ
アニメーション制作・著作
トムスエンタテインメント
監督 / 脚本
宮崎駿 / 宮崎駿・山崎晴哉
音楽
大野雄二
劇場公開年
1979年公開
キャスト
ルパン三世 : 山田康雄
製品基本情報
発売年
2019年発売
本編時間
100分
映像特典
4K HDR/SDR比較映像
ディスク情報
4K UHDディスク一枚のみ 2層収録66GB・H265/HEVC方式
映像収録情報
16✕9 ( 1.78:1 )
音声収録情報
オリジナル音声 日本語 リニアPCM2.0ch モノラル、
封入特典等
カラー22ページオリジナルブックレット( キャラクター設定資料集・名場面絵コンテ集 )
定価 / 実売価格帯
7800円+税 / 6700円前後※記事作成時点の価格ですので変動あり・購入前には必ずご自身でご確認ください。
発売元
株式会社バップVAP
※私の視聴環境
TVモニター
東芝 CELL REGZA 46XE2
4Kブルーレイレコーダー
パナソニック DMR-4W200
AVアンプ
パイオニア SC-LX86
9chスピーカー ( イマーシブオーディオ<意味>非対応 )
メイン・サラウンド・サラウンドバック=デノン SC-700✕3組
ウーファー
ヤマハ YST-SW800✕1基
まとめ
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