映画ネタバレ感想 洋画

ホテル・ムンバイのネタバレなし、ありの感想 素晴らしすぎる傑作に涙 !

Pocket

ホテル・ムンバイ タイトル2008年に実際に起きたテロの実話を元にした、「ホテル・ムンバイ」をレンタルして観ました。

 

衝撃の連続の素晴らしい傑作だったのでネタバレなし、ありで感想を書きます。

 

これは絶対に観るべき作品ですよ!

 

ホテルムンバイのネタバレなし感想

 

インドのムンバイの街で起きた同時多発テロの様子を描いた本作。

駅やレストランなど、外国人観光客なども多い「人の多く集まる場所」を狙ってテロが起きますが、その中でも富裕層が多かった「タージ・マハル・ホテル」を舞台に物語が進みます。

 

他にも作品を一緒に借りましたが、それほど期待していなかったこの作品が一番素晴らしく、鑑賞後も心から離れません。

とても良かったです。

 

この作品はTSUTAYAの店舗にはレンタルのBlu-ray盤が置いてなく、DVD盤しか無かったことからも、メジャー扱いされていないことが分かりますよねぇ。

(一番期待した「ターミネーター・ニューフェイト」が惨敗、感想を書く気にもならなかった・・・。)

 

最近テロものとしては「ウトヤ島7月22日」を観ました。

あれもかなり良かったのですが、ホテル・ムンバイは桁違いの傑作です。

 

恐ろしいほどの緊迫感、衝撃

 

目を背けたくなるシーンも多いのですが、目を離す事が出来ません。

 

感覚的には、「プライベート・ライアン」、「ゲーム・オブ・スローンズ」を思い出しました。

容赦が無いからです。

 

なぜゲースロなのかは言ってしまうとネタバレにつながるので、実際観て確認してください。

 

衝撃の連続ですが、ちゃんとエンタメ要素も散りばめられた「作りの良さ」も感じられる作品になっています。

 

また、最後には大きな感動が待っています。

私はテロものを観て初めて、涙が溢れて止まらなくなりました。

 

ぜひ、観てみてください

 

今年イチで良かった「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」とはまた違う、おすすめイチオシ作品です。

個人的には、アカデミー賞にノミネートされててもおかしくないくらいだと思うのですが・・・。

 

ホテルムンバイのネタバレあり感想

 

いやぁ、凄かったですねぇ・・・。

・・・凄かったです。

そんなに期待せずだったのですが、私としては今年のベスト3には入るんじゃないでしょうか。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは完全にネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

観たことがある方はこちらをクリック

オープニングから、リュックを持ったインド人たちがゴムボートに乗り合わせて街に向かうシーンで、既に「ヤバいこと起こるんだな」、という雰囲気が漂います。

背後に流れる、首謀者からの犯行を正当化しテロを実行させるための声が恐ろしい。

 

後々この男たちは少年だという事が分かりますが、インド人やパキスタン人に馴染みが無いからか、どう見ても青年以上にしか見えませんでした。

 

確かに、後々無邪気な感じでホテルの内装に感激したり、平気で宿泊客を射殺しながらもルーム・サービスのカートの残りのご馳走で「はしゃぐ」様子は子供のものです。

こういうまだ無邪気さを残す少年たちが、テロの道具として使われているという現実が痛々しく、怒りを感じてしまいます。

 

作中ではイスラム教の信仰のみならず、家族に金を貰う事の引き換えに引き受けたような描写もあります。

インドのカースト制度による深刻な貧困がベースに隠れているのですね。

 

オープニングからは犯行に向かう少年たちの「やるしかない」と次第に集中していく様相も伝わってきます。

その後彼らは躊躇なく淡々と犯行に及びます。

まるで家畜でも撃ち殺しているかのように無表情な少年たちに凄く恐ろしさを感じますね。

 

オープニングの音楽はどこか「ジョーカー」の楽曲に似た不穏な感じがしました。

また、音楽を含め感覚的にどこかで味わった事がある緊迫感だな、と思っていたら、やっぱりそうで、製作陣があの「ボーダーライン」のスタッフたちだという事が後で分かりました。

正しくあの感覚ですよ。

 

そして、この作品は2度観る事で「ああ、このシーンはちゃんと深い意味があって入れられていたんだな」、と改めて気付く事が出来ます。

主人公のインド人ホテルマン「アルジュン」が出勤前に凄く入念にターバンの身支度をしてるシーンや、子供をあやして靴が脱げてしまってるシーンとか。

2度目に見直して気が付きました。

 

犯行は駅をまず二人組が襲い、続けてカフェを襲うシーンに続きます。

突然目の前で頭を撃ち抜かれる店員、投げ込まれる手りゅう弾、逃げる客を冷静に追いかけ容赦無く撃ち殺していく犯人たち。

凄い衝撃です。

 

ここで外国人観光客のカップルがテーブルの下に隠れて難を逃れますが、折角難を逃れたのに更なる悲劇の舞台となる「タージ・マハル・ホテル」に助けを求め駆け込んでしまいます。

見ている私たちは、「あぁ、人が集まる所は狙われるからダメなのに」、と思うのですが、実際その場にいたら、大きなホテルだったら安全だと思って逃げ込んでしまうのでしょうね。

 

アルジュンが忘れた靴を借りて履くシーンに、テレビでタージ・マハル・ホテルが歴史的な5つ星ホテルであることをさりげなく伝えたあと、緊急速報で駅がテロに遭った事を伝えていて、そのテレビの画面だけで2つのことを観るものに認知させているのが凄く上手だな、と感じました。

 

途中途中に入る報道映像は、全てではないですが、画像の荒さから恐らく実際の報道映像なのだと思います。

ロープで窓から逃げようとして落下した客の映像なども本物でしょう。

本当に凄惨です。

 

凄惨で救われない話ですが、良いところもありました。

最悪な印象で劇中に登場したロシア人VIPの「ゴルデツキー」 ( 「ハリー・ポッター」シリーズの「ドラコ・マルフォイ」の父親役!) が、意外にも良心的なマトモな人物だったですよね。

 

6階のチェンバーに料理長やアルジュンたちが隠れている時に、恐怖心から高齢の女性客がアルジュンのターバンとヒゲに怯えていたところ、アルジュンが自らその女性客に歩み寄り、「このターバンはパグリーと言ってシーア派の私達家族の高潔さと勇気の象徴です、家の外で外したことはありません。ですがここではあなたは大切なお客様です。お客様の不安が和らぐならパグリーを外します。外しますか?」と訪ねます。

それを聞いた「インド人はテロリストの仲間」との恐れを抱いていた女性客は、アルジュンの真摯な態度と言葉に「いいえ、」と答えます。

素晴らしい対応だと思いました。

 

遅刻し、靴を忘れて料理長の信用を失っていたアルジュンですが、ここでホテルマンとしては一流だという事が分かります。

 

そして、彼のお客様を守る真摯な姿勢の数々から、逆に料理長からの厚い信頼を受ける事となります。

 

最後になんとかお客様を救い出し、アルジュンと料理長がお互い無言ながらも厚い抱擁をするシーンで私は涙が止まらなくなりました。

極限下で必死に皆で生き延びるため死力を尽くした二人だからこその、言葉は不要な心の底からの抱擁。

心が震えました

 

この時点で、ようやくこの映画を観てる観客は地獄のような緊迫の状況から解放されますが、「助かった、良かった」、という気持ちがありつつも、この悲劇が事実であったという現実に心が晴れる事はありません。

テロは鎮圧されましたが、誰も勝利者のいない悲しい結末としか言えませんでした。

 

いまだにこのテロの首謀者は捕まっていないというのもやりきれないです。

若者達を宗教で洗脳、家族への金で釣り、自分は安全な所に居ながら手駒として操作し使い捨てた。

神のための聖戦と言いながら、それを利用してるだけなのが本質なのだろうと思います。

 

ロシア人のゴルデツキーがヒロインのザーラに付いてチェンバーから出ようとした場面で、料理長が「無事を祈る」、と言った時にゴルデツキーが返した言葉、「祈るな、それが全ての元凶だ」、と言った言葉が耳に残っています。

 

自分がその場に居てここでならどう判断するか生き残る方法を常に考えさせられた映画でしたね

 

ちなみに、「ゲーム・オブ・スローンズ」を思い出した、というのは、この人達も死ぬのか、というメインキャラたちがいとも簡単に殺される容赦の無さからです。

観た人なら分かるけど、「ゲースロ」って、思いっきりそうだったでしょ?

 

まとめ

 

ホテル・ムンバイはテロを扱った作品としては出色の傑作に仕上がっていました。

本当に素晴らしいんです。

 

レンタルでも動画配信でもなんでもいいので、ぜひぜひ一度は観てみてください。

それだけの価値はあります。

 

私もBlu-rayを買うのは決定ですが、ちょっと価格が高いんですよね。

もう少し様子を見て、3千円台まで値下がりしたら買おうと思っています。

 

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント
¥3,803 (2020/11/27 01:10:13時点 Amazon調べ-詳細)

 

動画配信Amazonプライムでレンタル、購入なら・・・

created by Rinker
¥2,000 (2020/11/26 19:44:15時点 Amazon調べ-詳細)

 

-映画ネタバレ感想, 洋画

Copyright© ハイデフ・マニア|やっぱ高画質じゃないとね! , 2020 All Rights Reserved.