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シャイニング(北米公開版)4K-UltraHD/Blu-rayレビュー凄い

2020年1月6日

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シャイニング ( 北米公開版 ) 4K-UHDパッケージ表面

シャイニング ( 北米公開版 )」の4K-Ultra HD Blu-ray/Blu-ray盤のレビューです。

 

ホラー映画の古典的な名作。

 

この名作がとうとう4K-Ultra HDで、しかも24分間のカットシーンが追加された「北米公開版」でリリース。

143分の長編として観ることができます。

観るのが楽しみですねぇ。

 

これだけの作品のリマスター&追加シーン満載ですから、やっぱり4Kの超高画質で持っておきたいですよね。

 

ということで、4K-Ultra HD Blu-rayの画質がとても気になるので、画質・音質を検証してみましたよ。

どのくらいの画質・音質になっているのでしょうか?

 

※こちらは輸入盤ではなく、国内版4K-Ultra HD Blu-ray盤とBlu-ray盤のセットでの評価です。

以下4K-Ultra HD Blu-rayを4K-UHD、Blu-rayをBDと略します。

 

管理人のレビュー方針・評価能力について

ちなみに私、大人気漫画「 キングダム 」でいうと「 麃公 ( ひょうこう ) 将軍」タイプの本能型なので、上手く作品の評論が出来ません。

「良いか悪いか」、「面白いか面白くないか」は直感的に感じられるけど、どこがどうだから面白いか、という細かいところは気にしないし表現出来ません。

ですから、作品に対する深い考察みたいなものはAmazonレビューとかでも上手に語っている方が沢山いらっしゃるのでそちらにお任せします。

基本観て内容が気に入ったものしか買いませんので、パッケージソフトでレビューしてるものはお気に入りの作品ということでご理解ください。

そういうことで画質・音質中心のレビューをしますね。

画質・音質レビューも「綺麗か汚いか」、「音が良いか悪いか」のみで、「コントラスト」がどうの「白浮き」がどうの「ダイナミックレンジ」がどうのみたいなことは判りません。

その代わり、私は「スーパーリアルイラスト」という写真のような絵が描ける能力があり、そのため画像判別能力は普通ではないことを記しておきますので判断材料にしてください。

耳も普通よりは良いと思いますが、なんせもう50才になるので若い頃聞こえてた音が聞き取れなくなっています。

音質面の詳細なレビューは少なめです。

 

作品評価 7点
画質評価 BD / 8点

4K-UHD / 6点

音質評価 BD / 6点

4K-UHD / 7点

※画質評価は「2Kテレビでの評価」で、4K-UHD盤は「4Kテレビのデモ映像」と「2Kテレビで見たyoutubeの8K映像」を10点満点としますのでかなり厳しい点をつけています。

音質評価は音量や音響効果も加味しての点数です。

 

字幕は読みやすい明るさとなっていますね。

 

シャイニング(北米公開版)BD盤の画質面

 

レジューム再生には非対応。

 

黒が良く締まっています。

景色や建物、内壁、床の質感、家具、人の質感、雪の降る感じなどが非常に良くなっていますね。

 

廉価版BDからはかなりの画質向上。

別物と言っていいですね。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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オープニングの湖の水面、空、廉価版BDより「ジラジラ」したところが減り、見やすくなりました。

 

「オーバールック・ホテル」に向かう「ビートル」の窓やバンパーが、遠くの場面でも判別できるようになりましたね。

オレゴンのフッド山の岩肌や道路の舗装、木々、カメラレンズに写り込む陽光がシャープに。

 

雪が残る岩山も綺麗だし、オーバールック・ホテルの遠景シーンも廉価版BDとは精細感、安定感が違う。

 

「シャイニング」の力を持つ「ダニー」と母親の「ウェンディー」がアパートで食事しながら会話するシーンでは、色が鮮明になり、ウェンディーの服の赤が鮮やかに。

リマスターが効いてて、主人公ジャックはじめ皆の質感が上がっています。

 

エレベーターから血が大量に流れ出す有名なシーンは、色が濃くなったのでドス黒く禍禍しさが増してていいですね。

 

ジャック一家がビートルでホテルに向かうシーン、山肌や木々が別物です。

ホテルの前に止めてある車の詳細が見えるようになりましたね。

 

オーバールック・ホテルの外壁の質感が感じられるようになりました。

雪上車の赤色も別物。

 

「生け垣迷路」の外面の生け垣が、緑だけでなく枝で結構茶色かったことが分かりましたよ。

 

雪の中を追いかけて遊ぶウェンディーとダニーのシーンでは、雪の白さが別物になっていてとても綺麗です。

 

狂気の表情で立ち尽くすジャックの顔、後ろで燃える暖炉の炎がとてもリアル。

などなど、このあとは褒めるだけです。

 

観ていて私が気づいた追加シーンは・・・

 

支配人の部屋でもう一人紹介されるのと、ホテルの説明シーンが長くなってる

 

ダニーが精神科医の診察を受けるシーンが長くなり、ダニーの力「トニー」についてウェンディーと医師が話すシーン

ここでジャックがダニーの肩を脱臼させたエピソードと断酒をしてる理由が語られます。

 

コロラド・ラウンジでの「大統領が泊まった」などの会話のシーン

 

生け垣迷路の紹介シーン

 

ゴールド・ルームの紹介シーン

料理長の黒人「ハロラン」もここで面会してますね。

 

ホテルに入って1ヶ月後の場面、ウェンディーがジャックに朝食を運ぶシーン

 

ホテルの外観シーン

 

ウェンディーが料理しながらテレビの行方不明者のニュースや、雪になりそうな天気の報道を見てるシーン

 

⑨執筆中にウェンディーが来たのに腹を立てるジャック。

追い払った後でまたタイピングを始めるシーン

 

コロラドラウンジで、当時としてはかなり大型のテレビを観るウェンディーとダニーのシーン

ここでは追加されたシーンによって、ジャックを起こさないように忍び足で消防車を取りに来てた、ということが分かりますね。

 

⑪ジャックが生け垣の迷路をダニーを追いかける場面の間に、ホテル内にクモの巣の張る荒廃したラウンジで「むくろの骸骨」が座るのをウェンディーが見るシーン

 

追加されたシーンでより物語の理解が深まります。

 

いやぁ、やっぱ名作がリマスターされるのっていいですねぇ。

おまけに今まで無かったシーンによって物語もかなり良くなりました。

 

シャイニング(北米公開版)BD盤の音質面

 

音声はDTS HDマスターオーディオ5.1ch音声仕様。

日本語吹替はありません。

 

廉価版同様、音量レベルは低いです。

ボリュームを5つほど上げて鑑賞。

 

かなり音質が良くなっています。

鮮度が別物で全く違う。

さすがロスレス音声。

 

音の古さはかなり減っていますね。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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ジャックが支配人の部屋を訪ねる場面、タイプライターの音に気が付きました。

廉価版より色んな音が聴こえるようになっています。

 

セリフがとても聞き取りやすい。

 

音場が広くなり、不穏な音楽が覆い被さって来ます。

 

音質も良いので、耳障りな効果音がさらに耳に刺さるようになりました。

 

廉価版で不満だった、ハロランのセリフが不自然な聴こえ方をするのもマシになっています。

 

ホテルの外観シーン、「コヨーテの鳴き声がこんなに使われていたんだ」、と新しい発見がありました。

音質の向上も凄いですねぇ。

 

殺された双子がダニーに呼びかける「フォーエバー、アンドエバー、アンドエバー」のセリフが鮮明過ぎて気持ち悪い。

 

音楽スコアもここまで違うか、という高音質。

全体に不気味な音楽が強く聴こえるので、廉価版よりも恐怖をあおる効果が高くなっています。

 

シャイニング(北米公開版)4K-UHD盤の画質面

 

4K盤はレジューム再生対応です。

前回停止の設定のまま続きが再生できます。

 

画質はかな~り良くなっています。

ノイズも無いし、フィルムグレインも目立たない。

 

廉価版BDとは全くの別物です。

 

セットのBD盤と比べると、差が少ないところとかなり差を感じるところとがあります。

セットのBD盤も優秀でしたからね。

 

セットのBD盤で物足りないところが凄く良くなっています。

 

ピントは甘く感じる場面がありますが、元の撮影時点からそうだったのでしょう。

 

字幕はもう少し明るいほうが読みやすいですね。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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オープニングの空撮シーンからセットのBD盤とも別格の解像感なのが嬉しいです。

 

いやぁ、途中からはもう感激の画像レベル。

山がリアル。

 

オーバールックホテルの屋根や石垣、当時の車の形状まで解像されています。

 

ダニーの顔や髪の毛の質感がとても良い。

 

ゴールド・ルームを紹介するシーンで、結構遠い壁面の「板目」がくっきり写っているのには驚きましたよ。

ホテル内の床のツヤツヤ具合や、壁、家具の質感まで素晴らしい。

 

生け垣の迷路を真上の上空から捉えたシーンは、4K盤でのこの感じだと合成ではなく本物なのでは?と思ってしまいます。

生け垣のリアルさも砂利の感じも別物。

 

コロラド・ラウンジで執筆してる場面もハンパない画質向上。

 

などなど、もうね、多くを語っても意味ナシ。

実際に見て体感してください。

凄いから。

※最新作の4Kと比べるとそうでもないのですが、あの年代の作品がよくここまで、という点から言うと本当に凄いんですよ。

 

それにしても、ジャックが生け垣の迷路をダニーを追いかけるシーンに、クモの巣の張る荒廃したラウンジで「むくろの骸骨」が座るのをウェンディーが見るシーンが追加されていますが、こんな良い場面なのになぜカットされちゃったんでしょうね?

 

あのシャイニングがこれだけ画質が良くなっているのは感激です。

この作品より製作の新しい「ダイ・ハード」よりも、古いこちらのほうがよほど高画質。

キューブリックのことだから、フィルムもこだわってたんでしょうね。

 

これなら、「2001年宇宙の旅」の4K-UHDも欲しくなってきました。

 

ただ、「これぞ4K画質 ! 」とまでは言えないし、最新作品のピカピカ画質のBDには負けます。

 

しかし、解像度の恩恵は明らか。

フィルムグレインは感じても、Blu-rayでは敵わない雰囲気がありますね。

 

今NHK BS 4Kで放送されている4Kリマスター作品とは、解像度は同じでも転送レートの違いか映像の力が違います。

安定感、暗部ノイズの無さ、空気感、どれも圧倒的。

 

フィルムから引き出し得る最高の情報を取り出してディスクにした、といったところでしょう。

今まで見たことのない画質になっていることは間違い無いです。

 

シャイニング(北米公開版)4K-UHD盤の音質面

 

音声はDTS HDマスターオーディオ5.1ch仕様。

こちらも日本語吹替はありません。

 

音質は明らかに良くなっていますが、いかんせん音量レベルが低い。

ボリュームを最低でも5つは上げないと聴きづらいです。

 

音の古さは無くなっています。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

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オープニングから廉価版と同じ音源から作られたとは思えない高音質。

効果音がくっきり。

 

この盤が一番、ハロランのセリフがちゃんと画面の口から発せられてる。

 

セットのBD盤と同じDTS HD マスターオーディオ仕様ですが、こちらの音質はさらに良いように感じます。

 

引っ掻くようなバイオリンの音が神経を逆撫でし、音の鮮度、迫力が段違いです。

廉価版でモノラル音声のようだった音場も、後方こそ薄いですが、左右に大きく広がり、申し分ないです。

 

ホテルの外の風の音も静寂の中不気味に響き、ハロランがジャックに殺されるシーンに流れる「オーメン系のオカルト映画」にあるような、悪魔崇拝的なコーラスが鳴り響きます。

 

もう、あれだけ古い作品なのにこの音質で鑑賞できるなんて、感激ですよ。

画質も音質も生まれ変わったようになっています。

 

4K-UHD盤で観てこそ、本当のシャイニングが体験できるでしょう。

素晴らしい。

 

 

 

作品基本情報

 

監督 スタンリー・キューブリック
脚本 スタンリー・キューブリック / ダイアン・ジョンソン
原作

「シャイニング」

スティーブン・キング
制作 スタンリー・キューブリック
製作総指揮 ヤン・ハーラン
音楽 バルトーク・ベーラ / クシシュトフ・ペンデレツキ / リゲティ・ジェルジュ / ウェンディ・カーロス / アル・ボウリー
劇場公開年 1980年公開
キャスト ジャック・トランス ( 狂気に侵される父 ) : ジャック・ニコルソン

ウェンディ・トランス ( ジャックの妻 ) : シェリー・デュヴァル

ダニー・トランス ( シャイニングを持つジャックの息子 ) : ダニー・ロイド

ディック・ハロラン ( 黒人料理長 ) : スキャットマン・クローザース

スチュアート・アルマン ( ホテル支配人 ) : バリー・ネルソン

ロイド ( ゴールド・ルームのバーテンダー ) : ジョー・ターケル ( タイレル社社長役 )

デルバート・グレイディ ( 双子と妻を殺した父親 ) : フィリップ・ストーン

双子の娘 : リサ・バーンズ / ルイーズ・バーンズ

医師 : アン・ジャクソン

ラリー・ダーキン : ( 北米公開版のみ出演 )トニー・バートン

 

製品基本情報

 

発売年 2019年発売
本編時間  4K-UHD / BD共に143分
映像特典 4K-UHD / ・ステディカム開発者ギャレット・ブラウンと映画評論家ジョン・バクスターによる音声解説

BD /ステディカム開発者ギャレット・ブラウンと映画評論家ジョン・バクスターによる音声解説

・メイキング : ヴィヴィアン・キューブリックによる音声解説 on / off

・恐怖の展望ホテル

・スタンリー・キューブリックの世界

・インタビュー:音楽ウェンディ・カーロス

・オリジナル劇場予告編

ディスク情報 4K-UHD / ディスク1枚/2層収録66GB・H265 / HEVC方式

BD / ディスク1枚/2層収録50GB・H264/AVC方式

映像収録情報 4K-UHD / 16✕9 ( 1.78 :1 )3840✕2160p

※撮影時は1.66 : 1

BD / 16✕9 ( 1.78 :1 )1920✕1080p

音声収録情報 4K-UHD / DTS HD マスター・オーディオ5.1ch英語

BD / DTS HD マスター・オーディオ5.1ch英語

字幕情報 4K-UHD / BD共に

日本語字幕

英語字幕

定価 / 実売価格帯 6345円+税 / 4000円前後※記事作成時点の価格ですので変動あり・購入前には必ずご自身でご確認ください
発売元 株式会社ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメント

 

※私の視聴環境

 

金欠なのでビンテージものばかりですが・・・画も音もお気に入りです。

TVモニター

※AVアンプがあるためモニター用途として使用

東芝 CELL REGZA 46XE2
4Kブルーレイレコーダー パナソニック DMR-4W200
AVアンプ パイオニア SC-LX86
9chスピーカー ( イマーシブオーディオ非対応 ) メイン・サラウンド・サラウンドバック=デノン SC-700✕3組

センター=デノン SC-E757✕1本

フロントトップ=KEF Q300 ( リニューアル版 )✕1組

ウーファー ヤマハ YST-SW800✕1基

 

私が未だに4Kテレビを導入しないというか導入できなくなっている理由はこちら↓ 

なぜ4K-UHDなのに2Kテレビでレビューしているのかが分かります。

4Kテレビの画質ってどう思います?その必要性に大きな疑問符が

 

まとめ

 

シャイニングの4K-UHDは同時期の作品「エイリアン」に近い高画質で、ネイティブ4Kとまでは言えませんが、かなり肉薄しています。

エイリアンは超絶高画質と普通の画質が混ざり合うものでしたが、シャイニングは平均的に画質が良いので、エイリアンよりも高評価になりました。

 

廉価版BDからの画質・音質向上が素晴らしく、ちょっと他の作品より評価が上がってるのは心情的に仕方がないですね。

 

また、追加シーンによるストーリーの印象アップも非常に良い。

私は断然こちらが好みです。

 

とにかく、自分の眼でそのクオリティ・アップ、物語の深みアップを体感してくださいよ。

素晴らしい。

 

 

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