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イノセンスINNOCENCEアブソリュートエディションBDレビュー

2020年1月24日

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イノセンス アブソリュート・エディションBDパッケージ表面イノセンス INNOCENCE」アブソリュートエディションBlu-ray盤のレビューです。

 

作品は押井守監督が手掛けた「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編。

 

既発売のBlu-ray版を品質面でさらにブラッシュアップして発売されたハイクオリティ盤。

画質向上、特典映像の変更、音声をロッシーからロスレスに変更、ジャケットイラスト変更など。

ディスク監修は押井守自ら行われています。

 

※画像は初回限定盤なのでスチールブック仕様となっています。

現在は通常のプラ容器のみの販売です。

 

現在4K-Ultra HD Blu-ray版が発売されているので、比較のために画質・音質を検証してみました。

 

※以下4K-Ultra HD Blu-rayを4K-UHD、Blu-rayをBDと略します。

 

管理人のレビュー方針・評価能力について

ちなみに私、大人気漫画「 キングダム 」でいうと「 麃公 ( ひょうこう ) 将軍」タイプの本能型なので、上手く作品の評論が出来ません。

「良いか悪いか」、「面白いか面白くないか」は直感的に感じられるけど、どこがどうだから面白いか、という細かいところは気にしないし表現出来ません。

ですから、作品に対する深い考察みたいなものはAmazonレビューとかでも上手に語っている方が沢山いらっしゃるのでそちらにお任せします。

基本観て内容が気に入ったものしか買いませんので、パッケージソフトでレビューしてるものはお気に入りの作品ということでご理解ください。

そういうことで画質・音質中心のレビューをしますね。

画質・音質レビューも「綺麗か汚いか」、「音が良いか悪いか」のみで、「コントラスト」がどうの「白浮き」がどうの「ダイナミックレンジ」がどうのみたいなことは判りません。

その代わり、私は「スーパーリアルイラスト」という写真のような絵が描ける能力があり、そのため画像判別能力は普通ではないことを記しておきますので判断材料にしてください。

耳も普通よりは良いと思いますが、なんせもう50才になるので若い頃聞こえてた音が聞き取れなくなっています。

音質面の詳細なレビューは少なめです。

 

作品評価 8点
画質評価 9点
音質評価 9点

※画質は2Kフルハイビジョンテレビでの評価で、音質評価は音響効果も含めての点数です。

 

レジューム再生非対応。

続きからは再生出来ず、初めからになります。

 

イノセンスINNOCENCEアブソリュートエディションBDの画質面

イノセンス アブソリュート・エディションBDディスク表面

ノーマル版と比べてオープニングのCGシーンの解像度が上がり、映像に立体感が出ています。

 

黒も締まりが増し、描線もハッキリとしました。

 

アニメパートに入っても、フィルムグレインは感じますが、ノーマル版よりかなりノイジーさが減っていますね。

映像がくっきりとした感じです。

 

一枚ベールが剥がれた印象。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

観たことがある方はこちらをクリック

主人公の「バトー」が現場に到着し状況説明を受けるシーンでは、相変わらず白っぽくノイズが多いです。

 

タイトルCGアニメーションの「ガイノイド」製造過程では、ノイズが減って金色の描線がちゃんと分離して見えます。

 

「荒巻部長」の部屋に場面が変わっても、白っぽくノイズが感じられたノーマル版とは違って良く画面が締まってますよ。

 

ノイズが減っているので、バトーと「トグサ」が鑑識に訪れた警察署内の1階部分の喧騒の様子がそれぞれ判別できるくらいになりました。

警察署2階の機械部品が並んでいるような床や、鑑識へ向かうエレベーター内の光が射し込む感じが美しくなっています。

 

ノーマル版で霞みがかってボヤけて見えた鑑識の場面全体も、霞みがちゃんと映像効果として加えられていることが判別出来ます。

 

パレードシーンのなんと美しいこと。

 

等々、ノーマル版とは全てが違うのであとは誉めるだけになります。

 

ノーマル版とは別物の安定感があり、かなり良い画質ですね。

この盤は上等な優良画質です。

 

イノセンスINNOCENCEアブソリュートエディションBDの音質面

 

音声は「ドルビーTrue HD6.1ch」と「DTS HDマスターオーディオ6.1ch」仕様。

 

まずはドルビーTrue HD6.1chから。

 

PCM7.1音声と比べて音数が増えているように感じます。

音の鮮明さも上がっていますね。

 

音がひとつひとつシャキッとしています。

音のつながり感や空間に音が浮かぶ感じはPCM7.1では感じられなかった利点ですね。

 

続いてDTS HDマスターオーディオ6.1ch

 

音声を切り替えながら同じシーンを交互に見ましたが、音の鮮度や画面のキャラクターが其処でちゃんと喋っている感じがするのはDTS HD音声の方ですね。

 

True HDも悪くはないんですが、なんだかキャラクターのセリフが画面上からズレてフォーカスがぶれているように感じます。

 

セリフが非常に良く聴こえるし、それぞれの効果音が素晴らしい。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

観たことがある方はこちらをクリック

パレードシーンの多重コーラス「傀儡謡」の曲が重層的で美しく、これは堪りませんね。

 

「キム」の館での重厚なオルゴール音の響きも、リアルかつ幻想的な極上の音色。

 

どちらも旧BD盤とは品質が全く違います。

さすが音質劣化の無いロスレス音声。

 

お薦めはDTS HD音声での鑑賞ですね。

 

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作品基本情報

 

監督 / 脚本 押井守
原作

「攻殻機動隊」

士郎正宗
制作 石川光久 / 鈴木敏夫
制作協力 スタジオジブリ
製作会社 Production I.G
音楽 川井憲次
主題歌『Follow Me』 伊藤君子
劇場公開年 2004年公開
キャスト バトー ( 主人公。全身がほぼ義体化されたサイボーグ 公安9課のメンバー ) : 大塚明夫

トグサ ( 旧式リボルバーのマテバを使うバトーの相棒 公安9課のメンバー ) : 山寺宏一

イシカワ ( 凄腕ハッカーで電脳戦のエキスパート 公安9課のメンバー ) : 仲野裕

荒巻大輔 ( キレ者の公安9課の部長 ) : 大木民夫

草薙素子? (  前作で人形使いと融合し、人間を超越した存在となった少佐と呼ばれた女性 元公安9課のメンバー ) : 田中敦子

ハラウェイ検死官 ( バトーが破壊したガイノイドの検分を行った、目の周りを義体化した女性検死官 ) : 榊原良子

鑑識官 ( べらんめぇ調の、おそらく眼を義体化してるベテラン鑑識 ) : 堀勝之祐

キム ( カラクリ人形のような容姿をした全身義体のオルゴールの館の主 ) : 竹中直人

少女 ( 誘拐されゴーストダビングマシンに繋がれていた、ガイノイドで事件を起こした少女 ) : 武藤寿美

※参照 ウィキペディア(Wikipedia)

 

製品基本情報

 

発売年 2008年発売
本編時間 99分
映像特典※SD画質になります ※押井守監督作品「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」公開記念特典

・押井守(監督)✕伊藤ちひろ(脚本)✕行定勲(脚本監修) 天空恋愛鼎談

・「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」予告編

ディスク情報 ディスク1枚/2層収録50GB・H264/AVC方式
映像収録情報 16✕9 ( 1.85:1 )1920✕1080p
音声収録情報 ドルビーTrue HD 6.1ch サラウンド 日本語

DTS HD マスターオーディオ 6.1ch サラウンド 日本語

ドルビーデジタル 6.1ch サラウンド EX 日本語

DTS-ES 6.1ch サラウンド 日本語

字幕情報 劇場公開時字幕

日本語字幕

英語字幕

ジャケット作画 西尾鉄也
定価 / 実売価格帯 5800円+税 / 5000円前後
発売元 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント

 

まとめ

 

画も音もノーマル版とは比べられないくらいにクッキリしている優良盤です。

比較して見なければ差が分かりにくいかもしれませんが、続けて見ればその差は歴然ですね。

 

ボリュームも、上げなくても全く問題ない音量ですよ。

 

この盤は素晴らしいです。

 

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