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ミッションインポッシブル ローグネイション4K-UHD/BDレビュー

2019年12月13日

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ミッションインポッシブル ローグ・ネイション4K-UHDパッケージ表面

 

大人気シリーズ、「ミッション・インポッシブル」の「 ローグ・ネイション」の4K-Ultra HD Blu-ray / Blu-rayセットのレビューです。

 

ミッション・インポッシブルシリーズは今現在6作品が公開されています。

そのうち私がBlu-rayを買いたいと思ったのは唯一5作目のローグ・ネイションだけ。

この作品はとても面白かったです。

お気に入りなので4K版もセールで買いました。

 

※こちらは輸入盤ではなく、国内版4K-Ultra HD Blu-ray盤とBlu-ray盤のセットでの評価です。

以下4K-Ultra HD Blu-rayを4K-UHD、Blu-rayをBDと略します。

 

ということで、気になる画質・音質を検証してみました。

どのくらいの画質・音質になっているのでしょうか?

 

管理人のレビュー方針・評価能力について

 

作品評価 8点
画質評価 4K-UHD盤/3点

BD盤/5点

音質評価 4K-UHD盤/BD盤共に6点

※画質評価は2Kテレビでの評価で、4Kは4Kテレビのデモ映像と2Kテレビで見たyoutubeの8K映像を10点満点としますのでかなり厳しい点をつけています。

音質評価は音量や音響効果も加味しての点数です。

 

ミッションインポッシブル / ローグ・ネイションBDの画質面

 

パラマウントのロゴは極上の高精細画像。

 

全体的に色彩が濃いというか、黄色に寄っているというか、なんだか違和感があります。

監督の好みなのか、夕方に撮影したのかというくらい黄色っぽい場面が多い。

それでも4K-UHD盤よりは自然な色合いです。

 

字幕も黄色っぽかった4K-UHD盤と違い、ちゃんと白い。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

観たことがある方はこちらをクリック

 

だいたい明るいシーンで画質が良いというのがパターンなのですが、このBD盤は暗いシーンのほうが画質が良い印象。

暗くてもどうなっているのかがちゃんと良く分かります。

 

全体的にジラジラとしたノイズがあるのが残念。

全編を通してピントが甘いです。

良好な画質とノイジーな画質が半々という印象。

 

2015年制作の比較的新しい作品でこの画質はいただけないですね。

 

ちなみに、単品で発売されているBD版も持っていますが、4K版とセットになっているこの盤と全く同じ品質です。

ラベルのデザインが違うだけ。

 

ミッションインポッシブル / ローグ・ネイションBDの音質面

 

音声はドルビーアトモス仕様です。

※アトモス非対応機器ではドルビーTrue HD7.1chに自動変換されます。

 

音は極上。

輸送機のエンジン音、飛行音や風の音が凄いです。

 

ウィーンでのオペラ、トゥーランドットの歌声がとても素晴らしいですね。

 

音楽スコアも盛大に鳴ります。

 

ただ、音楽は完全に前方に片寄っていますね。

セリフも前方に片寄っている。

音場全体が全て前方寄りです。

 

スパイガジェットで通話してるシーンは、せっかくなら自分の声は前方から聞こえ、相手の声は後方から、もしくは左右で頭の位置で定位する、というふうに音響デザインしてくれたら良かったのに。

 

音質、音圧は申し分ないのに、全体に前方定位で音響効果がショボい。

後方からの音がほとんど無いのが寂しいです。

 

ドルビーアトモス音声なんだから、ブレードランナー ファイナルカットと同じくらいの前後左右の音に包まれる感じや乗り物の移動感など、濃密な音響デザインは欲しかったところ。

 

 

ミッションインポッシブル / ローグ・ネイション4K-UHDの画質面

 

パラマウントの4K-UHDは再生されるまでに注意事項が異常に長いのが辛いです。

一応、チャプター送りの要領で飛ばせますが、時間がかかるし面倒くさい !

 

再生すると制作会社などのロゴが出てくるが、精細感が別物です。

特に「バッド・ロボット」の草むらの質感がリアル。

 

本編に入ると、BD盤よりも色が濃く、なんだか色彩がおかしいです。

BD盤のほうがまだ自然な色合い。

色温度が低いのでしょうか?

 

字幕もかなり黄色っぽい。

 

しかし、やっぱり精細感は上がっています。

体感でBD盤の1.3倍といったところ。

 

ひととおり4K-UHD盤を観賞したあとにもう一度BD盤を見てみましたが、あまり印象は変わらないです。

触れ込みどおり4倍の高精細なら、4Kで全て観たあとにBDを観ればぼやけて見えるはずですが、同じ盤を見てるように違和感が無い。

 

ノイズは、全編を通してBD盤よりは減っています。

そのため見やすくなりました。

 

※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください

観たことがある方はこちらをクリック

 

さすがに解像度のおかげでしょうか、所々だけど、ハッとするくらいリアルなシーンがある。

 

BD盤ほどではないけれど、フィルムグレインの粒子が多くの場面で目立ちます。

撮影が甘いのか、全体にピントが合っていないシーンが多い印象。

 

結局、画質調整しても好みの色調にはなりきらなかったです。

作品は面白いだけに残念。

 

ミッションインポッシブル / ローグ・ネイションBDの音質面

 

音質はアトモス音声で極上ですが、BD盤と同じく音響効果が前方定位で後方からの音がほとんど無く、包囲感、移動感が全く無いのが痛いところ。

品質はBDと同じアトモス音声で、聴いた感想もBD盤と全く同じですので、この記事内で先に書いたBD盤のを参考にしてください。

※アトモス非対応機器ではドルビーTrue HD7.1chに自動変換されます。

 

 

作品基本情報

 

監督・脚本 クリストファー・マッカリー
制作 トム・クルーズ / J・J・エイブラムス / ブライアン・バーク / デヴィッド・エリソン
音楽 ジョー・クレイマー
劇場公開年 2015年公開
キャスト イーサン・ハント : トム・クルーズ

イルサ・ファウスト : レベッカ・ファーガソン

ルーサー・スティッケル : ヴィング・レイムス

ベンジー・ダン・サイモン・ペッグ

ウィリアム・ブラント : ジェレミー・レナー

アラン・ハンリー : アレック・ボールドウィン

ソロモン・レーン : ショーン・ハリス

ヤニク・ヴィンター : イェンス・フルテン

 

製品基本情報

 

発売年 2018年発売
本編時間 4K-UHD/132分

BD/131分

映像特典/BDのみ BD/ トム・クルーズ(ハント役)とクリストファー・マッカリー(監督)による音声解説

ストーリーの構成

トム・クルーズ流 映画製作

登場人物たち

空中シーン

水中大作戦

カーチェイス

ミッションは続く

ディスク情報 4K-UHD/ディスク1枚/2層収録66GB・H265/HEVC方式

BD/ディスク1枚/2層収録50GB・H264/AVC方式

映像収録情報 4K-UHD/16✕9 ( 1.78:1 )3840✕2160p

BD/16✕9 ( 1.78:1 )1920✕1080p

音声収録情報 4K-UHD/BD共に

ドルビーアトモス英語

ドルビーデジタル5.1ch日本語

字幕情報 日本語字幕

英語字幕

定価 / 実売価格帯 5990円+税 / 4000円前後※記事作成時点の価格ですので変動あり・購入前には必ずご自身でご確認ください
発売元 株式会社パラマウント

 

※私の視聴環境

金欠なのでビンテージものばかりですが・・・画も音もお気に入りです。

TVモニター

※AVアンプがあるためモニター用途として使用

東芝 CELL REGZA 46XE2
4Kブルーレイレコーダー パナソニック DMR-4W200
AVアンプ パイオニア SC-LX86
9chスピーカー ( イマーシブオーディオ非対応 ) メイン・サラウンド・サラウンドバック=デノン SC-700✕3組

センター=デノン SC-E757✕1本

フロントトップ=KEF Q300 ( リニューアル版 )✕1組

ウーファー ヤマハ YST-SW800✕1基

 

私が未だに4Kテレビを導入しないというか導入できなくなっている理由はこちら↓ 

なぜ4K-UHDなのに2Kテレビでレビューしているのかが分かります。

4Kテレビの画質ってどう思います?その必要性に大きな疑問符が

 

まとめ

 

4K-UHD盤を買う必要性は、半々、といったところ。

 

精細感、リアリティはあるが、色彩とピントがいまいち。

盤のクオリティというより、元の作品自体のクオリティに由来しているような気がします。

 

ただ、単品発売されていたBD版はノイジーなシーンが多くあり、4K-UHDはそのノイズが減っていて手に入る最高画質には違いないので、ローグ・ネイションが好きで最高品質で手元に置きたいなら買ったほうが良いと思いますね。

 

 

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