天才「クエンティン・タランティーノ監督」の、「10作品で引退」手前の9作目となる本作。
タランティーノ監督が愛してやまない60年代のハリウッドを舞台に、落ち目のスター俳優とそのスタントマンとの顛末を、当時実際に起こった「ロマン・ポランスキー監督」の妻「シャロン・テート」の「マンソン・ファミリー」による惨殺事件を絡めて描く大作映画です。
この作品は一緒にレンタルで借りた他の作品全てがどこかにぶっ飛んでしまうような強烈な作品だったので、ネタバレなし、ありで感想を書きます。
※追記
祝 ! 第92回アカデミー賞
作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞・音響編集賞・録音賞・美術賞・撮影賞・衣装デザイン賞の10部門ノミネートから・・・
助演男優賞 ブラッド・ピット
美術賞
プロダクション・デザイン: バーバラ・リング、
セット・デコレーション: ナンシー・ヘイ
の2部門受賞しましたね ! ! !
私はブラッド・ピットは助演ではなくレオナルド・ディカプリオとのダブル主演と思っていましたので、納得の結果です。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのネタバレなしの感想
この作品は出演者が大物揃い。
落ち目のスター俳優役に「レオナルド・ディカプリオ」、そのスタントマンであり親友役に「ブラッド・ピット」が扮しダブル主役を務め、プロデューサー役には「アル・パチーノ」、スタントマンコーディネーター役に「カート・ラッセル」など、とても豪華な面々が出演しています。
また、史実で殺害されたシャロン・テート役に「スーサイド・スクワッド」の「ハーレイ・クイン」を演じた「マーゴット・ロビー」が出演し、可愛らしいキュートなシャロンを演じていてとても魅力的です。
当時のスターたちも、あの人やこの人、いろいろ出てきて楽しいです。 ( しかもみんな似てて素晴らしい ! )
この作品と同時に、「ジョーカー」と「ロケットマン」と「スパイダーマン / ファーフロムホーム」と「ゴジラ / キングオブモンスターズ」の計5作をBlu-rayレンタルしたのですが、この作品を観て、他の観た作品が私の頭から全て吹っ飛びました。笑。
凄すぎです、これ。
タランティーノ監督が「この作品で引退してもいいと思うくらい自信がある」と言ったらしいですが、まさしくですよ。
不満なところは一切なし、ただただ楽しいひとときの160分間でした。
観る前は「意外に長げーなー」と思っていましたが、あっという間に終わってましたね。
感覚的に作品で一番近いのは「パルプ・フィクション」または「イングロリアス・バスターズ」あたりでしょうか。
あちらよりも私はこちらが好みです。
あと1つで引退などと言わず、ご老体で傑作を生み出し続けている大御所たちのようになって欲しいのは私だけでしょうか ???
内容としてはいつものタランティーノ作品らしく、会話主体でダラダラと物語が進んでいくように見せて見事に結末に昇華させるという感じですが、実際の惨殺事件が絡んでいることもあり、不穏な雰囲気がラストに向かって終始プンプンと臭っています。
オープニングで「過激な暴力シーンが含まれます、ご注意ください」みたいな注意書きが出ますし、バイオレンスシーンはとんでもないものをブッ込んでくるタランティーノですから、どんなえげつないものがいつ来るんだろう、というドキドキがいつにも増して強かったです。
これ以上は伝えてしまうと面白さが台無しになってしまうので、ぜひその衝撃をご自分で体感してみてください。
「いやぁ、いいもの観たなぁ」、と大満足で終われると思いますよ。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのネタバレありの感想
※まだ作品を観たことがない方はここからは完全にネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください。
とにかく、どこを取っても素晴らしかったです。
タラちゃんの最高傑作と言ってもいいのではないでしょうか?
まとめ
いやいや、タラちゃん本当に良いもの見せてくれましたよ。
「むかしむかし、ハリウッドで・・・」という作品のタイトルのとおり、最上級の夢物語を提供してくれました。
とても素晴らしい時間をありがとう。
もう購入は必須の作品なのですぐにでも4K-Ultra HD盤を買いたいところですが、何故か他の作品と比べて値段が高い!
もう少し値段がこなれて来ないと買えないですよ。
私は値段が下がるまでもう少し様子見しようと思います。
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