アクション映画の金字塔、ダイ・ハードのBlu-ray盤のレビューです。
古い作品ですが、4K-Ultra HD Blu-ray盤との比較のために記事にしました。
※以下、4K-Ultra HD Blu-rayを4K-UHD、Blu-rayをBDと略します。
検証した盤は廉価版です。
1988年の作品とかなり前の作品ですが、やっぱりこのシチュエーションや舞台設定は面白いですね。
このあと、この作品をお手本に数多くのアクション映画が作られました。
最近の作品を見慣れてしまっている人には「ありきたり」に感じて物足りなく思うかもしれませんが、こちらが元祖ですからね。
のちのアクション映画に与えた影響は計り知れないです。
ということで、気になる画質・音質を検証してみました。
どのくらいの画質・音質になっているのでしょうか?
ちなみに私、大人気漫画「 キングダム 」でいうと「 麃公 ( ひょうこう ) 将軍」タイプの本能型なので、上手く作品の評論が出来ません。 「良いか悪いか」、「面白いか面白くないか」は直感的に感じられるけど、どこがどうだから面白いか、という細かいところは気にしないし表現出来ません。 ですから、作品に対する深い考察みたいなものはAmazonレビューとかでも上手に語っている方が沢山いらっしゃるのでそちらにお任せします。 基本観て内容が気に入ったものしか買いませんので、パッケージソフトでレビューしてるものはお気に入りの作品ということでご理解ください。 そういうことで画質・音質中心のレビューをしますね。 画質・音質レビューも「綺麗か汚いか」、「音が良いか悪いか」のみで、「コントラスト」がどうの「白浮き」がどうの「ダイナミックレンジ」がどうのみたいなことは判りません。 その代わり、私は「スーパーリアルイラスト」という写真のような絵が描ける能力があり、そのため画像判別能力は普通ではないことを記しておきますので判断材料にしてください。 耳も普通よりは良いと思いますが、なんせもう50才になるので若い頃聞こえてた音が聞き取れなくなっています。 音質面の詳細なレビューは少なめです。 ※画質は2Kフルハイビジョンテレビでの評価で、音質評価は音響効果も含めての点数です。 いまだに大好きな作品で、リアルタイムで観まくってた世代なので、当時からの画質向上でちょっと甘い評価かもしれません。笑。 フィルムグレインがかなり目立ち、ジラジラとしたノイズが多いです。 これを買った当時はそれでも「充分高画質になった ! 」と喜んでいたのですが、今の肥えてしまった眼で見るとピントが甘く画面が荒いです。 ビデオテープ時代の作品ですからねぇ。 当時の画質を覚えているので、この画質でも綺麗に感じてしまうのが面白いです。 ただ、あの時代の物としては金属や電話の受話器など質感がしっかり出てるような場面もあるので、かなり頑張ってると思いますよ。 ※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください。 黒人青年アーガイルが乗るリムジンがツヤツヤですね。 ナカトミビルの前の円形の広場も綺麗に映っています。 オープニングからしばらくノイジーだったりピントが甘かったりが続きますが、ビル占拠犯のハンス一味が出てくる「物語が本格的に動き出す」あたりから、フィルムグレインやノイズがあまり気にならなくなってきます。 物語に集中して気にならなくなるのではなく、画質的に良くなる。 警察の装甲車が到着する場面あたりでは、70mmフィルム撮影なのか?と思うくらい良好な解像感が有ります。 撮影に気合が入ったのか、物語後半がなかなか良い画質なんですよね。 黒もちゃんと締まっている。 正直、BD盤としては悪くないです。 それほど不満は感じないですね。 余談ですが、この当時はハッカーレベルの役でもブラインドタッチではなく2本指でタイピングしてたというのが面白い。 音声はDTS HD マスターオーディオ5.1ch仕様。 元々が「ステレオ」から「後方モノラルのドルビーサラウンド」だったので、音質も音響もそれなりです。 しかし、リミックスにより効果的に音が出る場面も多いです。 ※まだ作品を観たことがない方はここからは一部ネタバレ部分が含まれますので飛ばしてください。 空港でタイトルが出るところの「クリスマスベルの響き」が左右に広くひろがり、身体の側面まで届きます。 音楽は良く広がる印象。 物音なども同じく良く広がります。 ナカトミビルの社長のスピーチシーンなどは拍手が良く鳴ります。 しかし、後方からの音は聞こえはするけど効果的ではないです。 セリフはやっぱり低品質。 ビルの屋上で銃撃されるシーンでは、跳弾の音などがなかなか効果的です。 屋上大爆破の場面は最近の物と比べるとちょっとパワー不足かも。 全体に普通、可もなく不可もなくといったところでしょうかね。 悪いわけではないです。 「ダイ・ハード」 ホリー・マクレーン : ボニーベデリア アル・パウエル : レジナルド・ベルジョンソン アーガイル : デヴロー・ホワイト ハンス・グルーバー : アラン・リックマン カール : アレクサンダーゴドノフ テオ : クラレンス・ギルヤード・jr リチャード・ソーンバーグ : ウイリアム・アザートン ジョセフ・ヨシノブ・タカギ : ジェームス・シゲタ ハリー・エリス : ハート・ボックナー ドウェイン・ロビンソン : ポール・グリーソン 他 ・リチャードエドランド(視覚効果)による音声解説 ・ブックマーク ・ニュース映像の舞台裏 ・スライド・ショー ・劇場予告編&TVスポット集 ・FOX予告編集 DTS 5.1ch日本語 英語字幕 金欠なのでビンテージものばかりですが・・・画も音もお気に入りです。 ※AVアンプがあるためモニター用途として使用 センター=デノン SC-E757✕1本 フロントトップ=KEF Q300 ( リニューアル版 )✕1組 今現在はすでにたくさん素晴らしいアクション映画が在るので、当時はアクション映画でナンバーワンだったのにその魅力は少し下がってしまいましたが、閉鎖されたビルという空間で孤軍奮闘するという設定はやっぱり面白い。 巡査のパウエルと建物を隔てながらも無線機だけで絆を深めるのもいいですよね。 やっぱり色あせない名作です。 画質は年代物なのでそれなりですが、BDとしては結構良い方ですね。 最近の作品でも、もっと酷いのはたくさんあるので。 音質は元が元なので、頑張ってると思います。 廉価版でこの品質なら充分OKですよ。 また、この廉価版には4K-UHD / BDセットには収録されていない特典映像もありますので、これはこれで価値があるのではないでしょうか。
作品評価
10点
画質評価
6点
音質評価
5点
ダイ・ハードBD盤の画質面
ダイ・ハードBD盤の音質面
作品基本情報
監督
ジョン・マクティアナン
脚本
スティーヴン・E・デ・スーザ / ジェブ・スチュアート
原作
ロデリック・ソープ
制作
ローレンス・ゴードン / ジョエル・シルバー
製作総指揮
チャールズ・ゴードン
撮影
ヤン・デ・ボン
音楽
マイケル・ケイメン
劇場公開年
1989年公開
キャスト
ジョン・マクレーン : ブルースウィリス
製品基本情報
発売年
2007年発売
本編時間
132分
映像特典
・ジョンマクティアナン監督とジャクソンデゴビア(美術)による音声解説
ディスク情報
ディスク1枚/2層収録50GB・H264/AVC方式
映像収録情報
16✕9 ( 2.35:1 )1920✕1080p
音声収録情報
DTS HD マスター・オーディオ5.1ch英語
字幕情報
日本語字幕
定価 / 実売価格帯
2500円+税 / 1000円前後※記事作成時点の価格ですので変動あり・購入前には必ずご自身でご確認ください。
発売元
株式会社 20世紀・フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
※私の視聴環境
TVモニター
東芝 CELL REGZA 46XE2
4Kブルーレイレコーダー
パナソニック DMR-4W200
AVアンプ
パイオニア SC-LX86
9chスピーカー ( イマーシブオーディオ非対応 )
メイン・サラウンド・サラウンドバック=デノン SC-700✕3組
ウーファー
ヤマハ YST-SW800✕1基
まとめ
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